ご存じでした?古賀市民の方だと、小学校や中学校に通っていなくても、学校図書館を利用できるのです。というわけで古賀東小へ!

今の子どもたちが過ごしている『学校』、具体的には小学校・中学校・高等学校そして特別支援学校には、「学校図書館」という空間が存在します。

単に紙が置いてある場所ではなく、物語がある場所。
文字が描く文脈、そしてその行間を味わいながら、
著者との対話を繰り返し、自分の中で新しい世界を描く場所。
同じ作品を、同じ学び舎で過ごす仲間と読んで、語らいあう場所。

おそらくは、かつて通っていたオトナの方が過ごした『学校』にも、「学校図書館」があったことでしょう。そして、これから『学校』に通う子どもたちのためにも、「学校図書館」はありつづけることでしょう。

その空間は、学校という学び舎の中で学ぶ児童・生徒、そして学びとその道を示す教職員のみなさんが、図書、視覚聴覚教育の資料その他学校教育に必要な資料を収集して保存して整理して使いこなすための場所として活用されています。わざわざ学校図書館法という法律まで存在するので、本気です。

(定義)
第二条 この法律において「学校図書館」とは、小学校(義務教育学校の前期課程及び特別支援学校の小学部を含む。)、中学校(義務教育学校の後期課程、中等教育学校の前期課程及び特別支援学校の中学部を含む。)及び高等学校(中等教育学校の後期課程及び特別支援学校の高等部を含む。)(以下「学校」という。)において、図書、視覚聴覚教育の資料その他学校教育に必要な資料(以下「図書館資料」という。)を収集し、整理し、及び保存し、これを児童又は生徒及び教員の利用に供することによつて、学校の教育課程の展開に寄与するとともに、児童又は生徒の健全な教養を育成することを目的として設けられる学校の設備をいう。

(設置義務)
第三条 学校には、学校図書館を設けなければならない。

こう書かれると、現役の児童・生徒そして教職員の方々のためだけの空間…のように見えますが、つづけてこんな記述が…

(学校図書館の運営)
第四条 学校は、おおむね左の各号に掲げるような方法によつて、学校図書館を児童又は生徒及び教員の利用に供するものとする。
(略)
2 学校図書館は、その目的を達成するのに支障のない限度において、一般公衆に利用させることができる。

これを受けて、古賀市内に存在する学校のうち、古賀市教育委員会が設置している8つの小学校と3つの中学校では、古賀市在住・在勤の方を中心に、所定の時期・時間帯などのルールのもと、一般市民の方が学校図書館を利用することができます!

※学校ごとにルールが違うので、あらかじめ利用したい学校のルールを確認したり、訪問時にルールを教えてもらったりしてくださいねー。

ここでいう利用とは、閲覧や貸出であったり、司書資格を持つ職員さんへの相談だったりです。新聞が読めたり、資料を参照しながら勉強をしたり。もちろん、在校生最優先ですけど。

在校生のための資料が中心ですが、こうした地域住民の方向けの公共サービスを意識して、大人向け・乳幼児向けの本も準備されていたりします。毎月、約40冊の本を古賀市立図書館からお取り寄せ。どんな本がやってくるか楽しみですね。

しかも、例えば趣味の本で「釣りの本」とか「園芸の本」とか、お好みをリクエストすると、古賀市立図書館の司書さんがチョイスして学校図書館に届けてくれます。

「古賀市立図書館」(古賀市中央2丁目)まで通わなくても、目的の書籍を最寄りの小中学校の学校図書館で閲覧したり、貸出手続きを経て自宅で読むことができたりするわけです。

交通事情や、歩行が困難な高齢者の方・乳幼児連れの方などには、身近なところで図書館の本に触れる大きなチャンスが、古賀にはあるのです。あまり知られていないだけで。

というわけで、「1才児のママにして、今のところ運転免許証を取得しそこねている、かつ、学校図書館を利用できるなんて知らなかった」チーム代表として、第二代古賀すたいる編集長「たかがーる」さんが、思い切ってとある小学校の学校図書館を利用してみました。そんな体験記をお届けします。

今回の行き先は、古賀東小学校!

前述のとおり、まずは古賀市教育委員会さんにより各校の利用方法がまとめられている「学校図書館の市民開放」の頁を確認します。

そのなかで、行ってみたくなったのが「古賀東小学校」。2018年3月時点では、次のようなルールが定められています。

細かいルールが書いてあるPDFも見てね♪

いちおう、今回は事前に取材の趣旨も含めて「2月21日の午前中に利用したいのですが、空いていますか?」とお尋ねしました。もし司書さんが不在だったり、学校行事で使えなかったりしたらがっかりするので。

(もちろん、ダメもとで行ってみて、「あー今日は残念だった。また来よう!」と切り替えて出直す方法もあります。とはいえ、聞くところによると、利用できないのは、いまのところ年間にごくわずかだそうです。)

古賀東小フェイスブックページのカバー画像より。けっこう頻繁に更新されていて、「開かれた学校づくり」に力が入っています。これを機にぜひ「いいね!」を♪

というわけで、古賀東小学校にやってきました。駐車場も何台かありますので、車で来ても安心です。

「まずは、玄関入口そばの学校図書館用利用手続きコーナーに来てね」と古賀東小学校の先生方に教えてもらっていたので、そのコーナーを探します。古賀東小学校の場合は、外来者用玄関を入ってすぐ左にある事務室の一角にありました。

リピーターの方は、台帳にサインを入れたうえで、外来者用の名札をいただいて校舎の中へと進みます。

初めて学校図書館を利用する方は、まずは利用者登録が必要です。事務室へと向かい、初回の利用者登録用のシートに必要事項を記載します。

このとき、利用登録のために本人確認と居住地の確認がありますので、運転免許証・健康保険証・住民票などをお忘れなく。

古賀東小学校の学校図書館へ

古賀東小学校の図書館は、2階にあります。

「普段はあまり学校に縁がなくて、校舎で迷子になりそう…」
「ちゃんと学校図書館にたどり着けるかな…」

そんな不安を抱きながら階段を進む私たちに、「こういうこともあるかもね」と、市民開放が本格化する際に学校の方々が準備された案内パネルがあたたかく行き先を示してくれます…。

これなら、小学校内で迷う心配はなさそうですね。

そんなこんなで、無事に図書館にやってきました。

図書館に到着すると、笑顔のステキな司書の先生があたたかく迎えてくれました。

今回は初回なので、図書館のルールなどを丁寧に説明してくださいました。

利用登録を正式に行うと、バーコード付きの登録カードを発行してもらうことができ、貸出などをしてもらうことができるようになります。たかがーる編集長は古賀市在住なので、古賀東小での利用登録の条件を満たすということで、さっそく手続きへと進むことに。

と、あっという間に出来上がる登録カード。「これさえあれば、1才の子どもと一緒に絵本を探しに来たり、子どものために絵本を借りて帰ったりできる!」と編集長もご満悦です。

無事にゲットした登録カードを持って、改めて図書館を見渡すと、本のラインナップや、子どもたちがその作品の世界に飛び込みやすい仕掛け・工夫がたくさん施されているな~としみじみと思います。

また、すでに東小の学校図書館をよく利用されている地元の方が、「子どもたちに作品の世界をよりイメージしてもらえるように」と、ある作品にちなんだ行燈の模型や、春の訪れを告げる「つくし」の姿を図書館に届けてくれていたりも。

「学校図書館の市民開放」という制度は、地域の拠点として、本を通して子どもたちが地域の方々と日常的にふれあい、見守り感につつまれた学校図書館をめざす学校側と、世代を超えて学びあう生涯学習の場として活用したい市民側の、それぞれのニーズが合致して生まれた制度だと思います。

ただ、その制度は、単に個人として楽しむものだけではないのかも。家庭や地域で大人が本と親しむ姿を見て、子どもたちも本を読みたくなるキモチが高まるものじゃないかなぁという気がします。子どもは、大人の背中を見て育つのですから。つまり、読者のあなたが、図書館を利用することで、次の世代を育てることへとめぐりりめぐって繋がっていきます。

学校図書館を舞台に、「地域の大人同士」「地域の子どもと大人」「大人になった自分と、子どものころの自分」が、本と読書を通じて対話と交流の場を広げることで、一人一人が世代と時間を越えて学びあえる…。そんな流れができていったらいいなと思いました。

そんなわけで、読者の皆さんも、タイミングがあえばぜひ最寄りの学校図書館を使ってみてください。きっと、新しい世界が広がりますよ。

【記事を書いた人】
千鳥足 大人の事情で、今のところは顔出せず。 徳島県生まれ・福井県育ち。幼稚園から高校まで古賀にいたあと、茨城とか東京とか長崎とかで過ごしたのちに古賀にUターン。 趣味: 読書。遠藤周作とか吉村昭とか阿川弘之・阿川佐和子とかが好き。 お酒飲むのも大好き。

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