子どもたちと、子育て中のママの夢を乗せるタクシーが出発!そのシンボルマークのデザインは九産大の学生さん!

某タクシー会社のシックでエレガントなお姉さんから、「私の晴れ姿を、そして学修の成果を見に来て(はーと)」(←意訳)というステキな情報提供がありまして、古賀市の総合福祉保健センター「サンコスモ古賀」にお邪魔してみました。

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この日は、古賀市の子育て支援課さんが企画した「ママ&キッズ安心タクシー」という取り組みの一環で、市のほうでプログラムを作った子育て支援に関する事柄をマスターした乗務員さんに、市長による認定証と、その証としてのステッカーを提供する式典です。

  • 急な発熱や予防接種などの小児科への受診や、日常の買い物でも荷物が多くなりがちな子連れでの外出のサポート。
  • 保育園や学童保育所、塾などに保護者の代行としてのお迎えや子どもだけでの単独乗車。
  • 陣痛時のスムースな送迎。

一昔前なら、こういうときにタクシーを使うなんてとんでもない!と周りの方にたしなめられたり、タクシーの運転者さんに「エー子どもだけですか」としかめっ面されたり、そもそも乗車拒否されたり、…なーんて話もちらほら先輩方の子育て経験談からは聞くこともあります。もしかしたら、今でもそういう体験をすることもあるかもしれないし、そういう体験するかも?という不安は、現在のところ子育て中の方も思っているかもしれません。

でも、それで外出するのがおっくうになったり、病気になった時に病院に連れていけなかったり、孤独なまま過ごしてしまったりするのはとても寂しいことです。社会全体としても。

というわけで、安心してタクシーを使ってもらえる環境づくりをしようと、子育て支援課さんが中心になって、古賀市内のタクシー事業者さんに協力をしてもらって、ドライバーさんたちに最近の子育て事情と、子育て中のママたちのニーズを知ってもらおう!そして安心して乗れるタクシーの目印を作ろう!というのが、今回の取り組みです。

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各社選りすぐりのドライバーさんが集結した交付式

来場されている各社の方々や古賀市の職員さんにお尋ねすると、今回は、古賀市が初めて取り組んだということもあって、各社とも選りすぐりのベテランドライバーさんを業務の一環で派遣研修で送り込んだということ。

極端なことをいうと、こういう研修や交付式に従業員さんを参加させるよりは、市内のビジネス客を送迎する通常業務にドライバーさんにいてもらったほうが、会社の売り上げも、従業員さんのお給料もあがるそうです(一部歩合制が入っているので)。そして、たぶんそれは、会社が古賀市に納税する法人税にも影響が出るはずです。

それでも、各社悩んだあげく、一時的に売り上げやお給料が下がるかもしれない中で、従業員さんを研修に送り出し、交付式にも送りこんだのは、やはり「古賀にも、外出で困っているママや、子どもたちがいる」から。

タクシー会社に期待してもらえるのなら。タクシー会社ができることなら。そうした、古賀での子育てを会社として応援するためだったらというタクシー会社さんの情熱があってこそ、この交付式が成立してました。

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主催者を代表して副市長さんが来られてましたが、そうした「企業の社会貢献活動」への感謝の念を含んだご挨拶がありました。

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一人づつ手渡しされる認定証とステッカー

そうこうしていると、交付式がはじまりました。

認定証は副市長さんから。ステッカーは、デザイナーさんから。

デザイナーさんがどんな方かは、のちほど。

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秘書さんがつくレベルで多忙な副市長さんが、一人づつ、市長名での認定証をドライバーさんたちに渡されていました。

交付が終わって、次のプログラムに移ったところ、遅れて参加してこられた方がいらっしゃったのですけれど、あらためてその方のために交付式を再開して、とにかく手渡しで一人づつに認定証を。古賀市役所さんたちのコダワリ感がここに。

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認定証には、「あなたの運転するタクシーを認定します」って書いてあるんですよ。なんかステキですね。

講師陣からの熱いエールが

ドライバーさんたちは、最近の子育て事情について、ベビーカーのたたみ方・構造から、妊娠期の女性の方の苦しみや、習い事に忙しい子どもたちの事情、学童・塾・学校とかの理解、病院に通院する子どもたちや付き添いのお母さんたちのニーズなど、実に多様な事柄を、ものすごく限られた時間内ながら研修を受講されたそうです。

その講師陣を代表して、ガールスカウトなどで子どもの育ちを見守ってきた梯さんが、卒業生たるドライバーさんたちにアツいエールを。

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ドライバーさんだからこそできる、「ちょっとした気遣い」が、どれだけ子どもたちを、そしてそのお母さんたちを支えてくれるか。そうした「ちょっとしたこと」を、ぜひとのこと。

また、タクシーという限られた空間ながら、たとえばドアポケットとか、ダッシュボードとか、そういったちょっとした空間に置いておけるようなグッズをドライバーさんたちにプレゼントされていました。

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ステッカーのあるタクシーに乗ると、なんか楽しいことがあるかもしれません。

デザイナーさんは、大学3年生!

さて、今回のステッカーは、なんと大学生がデザインしてます。

古賀市役所と包括的連携協定を結ぶ、九州産業大学の芸術学部デザイン学科の学生さんたち7人が、学修の一環としてデザインにチャレンジし、とても厳しいデザインコンペの結果、ある学生さんの作品が採用されました。

聞いたところ、デザインコンペの審査が厳しいのなんの。

なぜなら審査員は、なんと古賀市内の保育所の年長さん!

当事者の思いをムチャクチャ反映させた審査をくぐり抜け、九産大芸術学部デザイン学科3年の渕上夏菜さんの作品が採用されました!

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そんなわけで交付式では、認定証を副市長さんがお渡ししたあと、ステッカーのプレゼンターとして渕上さんが登場された次第。

渕上さんは、先々もデザイナーとして社会に出ていきたいそうで、こうした古賀での体験は、これから長く険しいデザイナーとしての歩みを踏み出す確実な一歩になることでしょう。

そして、惜しくも採用にはならなかった学生さんを含め、古賀の子どもたちとそのお母さんや、実際にステッカーを貼ってくれるドライバーさん、それに子育て支援策にかかわる行政の公共政策担当者さんといったクライアントのニーズに向き合い、厳しい審査に立ち向かった学生さんたちの熱意に、話を聞くだけでも胸打たれるものがありました。

またぜひ、なんらかの古賀でのデザインにかかわってもらいたいですね。

余談ですが、当日来られていた西日本新聞の記者さんや、古賀市の広報「こが」の編集担当職員さん、それに九州産業大学の職員さんに激写されまくってました。

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古賀市の広報「こが」ではそのうち掲載されるとして、フェイスブックのほうで速報として紹介されています。

 

【「ママ&キッズ 安心タクシー」はじめます!】古賀市では子育て中の親子が気軽に安心してタクシーを利用してもらうために「ママ&キッズ 安心タクシー」をはじめました。市が主催する接遇講習を市内タクシー会社(古賀タクシー、花鶴タクシー)の乗務員…

Posted by 古賀市役所(福岡県古賀市) on 2016年2月22日

九産大の卒業生がタクシー会社にいたりした

と、某タクシー会社のシックでエレガントなお姉さんが、芸術分野じゃないけど、実は私も九州産業大学で学びました!とおっしゃるもので、大学の教職員の方々がとても喜ばれ、デザイナーの学生さんとともに写真に収まっていたり。

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そのうち、九州産業大学の「著名な卒業生」とかいう欄に登場するかも?

大学で学んだことをそのまま実社会で活かすことは、なかなか大変なわけですが、「学んだことが、活きる」「社会で必要とされることを学ぶ」「学んだことを活かすために、改めて学ぶ」そういった学びの循環と、【大学と地域の域学連携】【地元企業のCSR活動】といったダイナミックな展開が、みっちり凝縮された行事となりました。

さっそくタクシーに貼ってあった

たまたま花鶴タクシーさんをお訪ねすると、さっそくステッカーが貼ってある車両に出会いました!

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このステッカーのあるタクシーを街で見かけた時は、遠慮なく手をあげて子連れで乗ってみてください。

また、予約時に「ママ&キッズ安心タクシー」の認定証を持っているドライバーさんがいいなー!と要望を添えることも可能だそうです。ただし、すべての運転手さんがまだ認定証を持っているわけではないので、時間がかかったりするかもしれませんので、余裕をもって相談してみてください。

ただ、「ママ&キッズ安心タクシー」の認定証を持っていなくても、きっとこれからの古賀の各社のタクシー運転手さんは、子ども・子連れのお客さんを、大事にしてくれると思いますよ。

【記事を書いた人】
千鳥足 大人の事情で、今のところは顔出せず。 徳島県生まれ・福井県育ち。幼稚園から高校まで古賀にいたあと、茨城とか東京とか長崎とかで過ごしたのちに古賀にUターン。 趣味: 読書。遠藤周作とか吉村昭とか阿川弘之・阿川佐和子とかが好き。 お酒飲むのも大好き。

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