障害のある人もない人も暮らしやすい街に/毎日新聞の野澤和弘さんが古賀市で講演!平成29年8月6日!

ちょっと長くなってしまった記事なので、結論を先に書きますと、古賀市役所の、歌って踊れる人権センターの職員さんたちが企画したセミナーが8月6日にあります!

今回のテーマは「障害のある人もない人も暮らしやすい街に」。

障害者差別解消法を社会にどう生かすか、という副題がついています。

お招きする講師の方は、野澤和弘さん。

毎日新聞の記者として、児童虐待や薬害エイズ、それに障害をお持ちの方をめぐる社会の事象を取材してこられた方。そして、知的障害者の権利を守る活動を行う特定非営利活動法人PandA-Jの副代表理事を務め、実践活動もされています。

チラシのPDF版

古賀を舞台に、暮らしていたり働いていたり過ごしていたりするあらゆる方々が、障害のあるなしにかかわらず、程度・種類にかかわらず、暮らしやすい街にするためには…。そんなヒントが、この日の講演会で見つかるかも。

障害とかハンディキャップとか。

社会に参加するために、ちょっと制約があること。
少し時間がかかったり、少し道具が必要だったり。

生まれたときから先天的に体の機能が部分的に動きづらかったり、あとから事故や加齢で何か制約が増えていったりすることも。

それを個性といって済ましてしまうこともありつつ、車イスなどの専門の道具を使ったり、バリアフリーといわれる設備を導入したり、いろんな制度・仕組みを導入したりして、制約を取り除いてそれぞれの方が活躍できる社会づくりを、当事者の方・ご家族の方・支援者の方などあらゆる方々が続けてきています。

時代や国の枠組みを越えて。

そんな中、「障害者の権利に関する条約」が2006年12月に国連総会にて採択され、日本も2007年に署名・2014年に批准しています。

これに連動しながら、国内でも、全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に向け、障害を理由とする差別の解消を推進することを目的としてとして、2013年6月に「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(いわゆる「障害者差別解消法」)が制定され、2016年4月1日から施行されました

この法律そして条約の中の大きなキーワードが、【合理的配慮】。

条約の第2条にこんなフレーズが。

障害者が他の者との平等を基礎として全ての人権及び基本的自由を享有し、又は行使することを確保するための必要かつ適当な変更及び調整であって、特定の場合において必要とされるものであり、かつ、均衡を失した又は過度の負担を課さないものをいう。

つまるところ、とてもざっくりというと「障害をお持ちの方の活動を制約するものがあって、それを取り除くことができるのなら、取り除こうね」という話であり、また、「支援者は当事者に寄り添いつつ、当事者も支援者をに寄り添いつつ、お互いに平等に助け合いましょう」ということかなと思います。

自治体や企業にこの「合理的配慮」が期待されるようになり、例えば古賀市役所さんでもこんな取り組みが行われています。

    1. 1980年代に新築された中央公民館の2階に車イスで行くことができず、階段の上り下りのときに車いすを抱えていかないといけなかった状態を、交流館と連結して交流館のエレベーターを経由して車いすだけで移動できるようになった
    2. アファーマティブアクション(是正措置)として、市の職員の採用時に身体的なハンディキャップをお持ちの方の採用枠を確保した
平成29年度実施の古賀市役所の職員採用試験募集要項より
  1. 視覚障害をお持ちの方向けのWeb資料については、ユニバーサルデザインの考え方に基づき、読み上げソフトに対応したデータをアップロードするようにした(かつてはパブリックコメントなどで文書をスキャンしたPDFが掲載されていたりしました)

こんな感じで、あらゆる方々が活躍できる社会を作るために、ちょっと工夫できることがあるなら、みんなで制約しているものを取り除きましょう!という話です。もちろん、行政だけではなく、企業や自治会などでも。読者の皆さんお一人お一人にも。もちろん、ちょっと制約があるという当事者の方にも。

当日は、こうした「合理的配慮」など、考え方やその実例をたくさん見てきた野澤さんが、障害のある人もない人も暮らしやすい街にするためのより具体的なヒントを紹介してくださるのではと思います。最近は、安心して暮らす施設の安全性の話・安心して移動する公共交通網やその施設のバリアフリーの話など、いろいろな全国的な出来事が続いていますので、新聞記者さんの見方や、紙面の行間にある思いを、受け止めてみたいところですね。

障害の有無にかかわらず、場面ごとに、支えを必要としている人・支えることができる人の小さなキャッチボールがもっとしやすくなるといいですよね。押し付け合ったり拒絶したりではなく、支え合うことができる社会として。

【記事を書いた人】
千鳥足 大人の事情で、今のところは顔出せず。 徳島県生まれ・福井県育ち。幼稚園から高校まで古賀にいたあと、茨城とか東京とか長崎とかで過ごしたのちに古賀にUターン。 趣味: 読書。遠藤周作とか吉村昭とか阿川弘之・阿川佐和子とかが好き。 お酒飲むのも大好き。

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