古賀の「家」を、家を包む「街」を、豊かにしよう/「古賀市空家等対策計画(案)」市民の意見募集中!2月16日まで

昔よりも自動車や鉄道などの交通の便が発達して移動がしやすくなりました。
ネットが発達して、どこででも仕事ができるようになりました。
進学率が向上して、自分の学びたい分野を学べる学校に通えるようにもなりました。

世の中が変わる中で、いいこともたくさんあるのですが、ちょっと困ったこともおんなじくらいのペースで生まれているような気がします。

ざっくり大きなことで言ってしまえば、少子高齢化。そして人口減少。
残念ながら古賀でも、そういう現象とは無縁ではいられなさそうです…。

古賀の街を見渡すと、こういう感じの景色とも出会うこともあります。

※写真はフリー素材を活用しているので、古賀の風景ではありません。

空き地・空き家
雑草が生い茂るお庭
廃墟・廃屋
耕作放棄地
手入れの行われていない山林
ゴミ屋敷

夏になると、日ごろは人が暮らしていない家屋にスズメバチなどが営巣して、さりとて人様の家なので立ち入りも駆除もできず怖い思いをすることも。

昔のような大家族による、ゆるやかな世代交代によって同じ家屋を使い続けてきた社会と違って、核家族化が進んで全国・全世界に飛び出すこの世の中では、誰にも手入れをされず、誰にも過ごしてもらえずに朽ちていく家屋等が増えてきちゃいました。

古賀の場合でも、各時代ごとに一気に宅地化が進んだところがあるので、一気にそうした空き家や空き地が生まれたりもしているようです。

空き家・空き地をなんとかしよう

全国的にこういう動きがある中で、平成26年に「空家等対策の推進に関する特別措置法」なるものができました。あんまりにも放置されている空き家等をなんとかするために、たとえば固定資産税の特例は適用しないようにしちゃうよとか、持ち主さんと連絡も取れなくなっちゃったときなどには、自治体が代わりに片づけちゃうこともできるようにしたりとか。

他にも、「空き家・空き地バンク」を作って、「貸したい人・売りたい人」と「借りたい人・買いたい人」の間の支えを自治体が応援しようとしているとか。古賀市役所さんもすでに「空き家・空き地バンク」を作っています。

こうした、古賀にある空き家・空き地をなんとかしようということを体系立てて考えておこうということで、古賀市役所さんのほうで「古賀市空家等対策計画(案)」の策定の準備が行われています。それにあわせて、平成29年2月16日までの日程で、市民の意見も反映させたいとのことでパブリックコメントが実施されています。

近所に空き家があって困っている方、
家族や親族がかつて暮らしていた家が空き家になっている方など、
少し気になる方は、一度ご一読されるといいかもしれません。

ほんとは持ち主さんにがんばってもらわないといけないのですけれど、冒頭のとおり世の中自体がかわってきちゃったので、がんばりたくても頑張れない持ち主さんも増えているとのこと。行政の方はもちろん、周りの住民の方や不動産の世界で事業をされているプロの方などの参加により、持ち主の方を支えながら古賀の街をよくしたいと願う古賀市役所の中の方々の思いが詰まっています。

また、この「古賀市空家等対策計画(案)」と密接な関係のある「景観」に関するルール作りも歩みが始まっています。

平成29年2月12日に「景観」に関するセミナーがあり、関連する分野なので、参加してみるといろいろな気づきがあるかもです。

※多くの方にきていただきたいそうで、チラシ上は事前申し込みになっていますが、当日飛び入り参加も歓迎とのことです~。

【記事を書いた人】
千鳥足 大人の事情で、顔出しNGでしたが、いったん解禁しました。けど気が変わってやっぱり顔出しNGに戻る。 徳島県生まれ・福井県育ち。幼稚園から高校まで古賀にいたあと、茨城とか東京とか長崎とかで過ごしたのちに古賀にUターン。 趣味: 読書。遠藤周作とか吉村昭とか阿川弘之・阿川佐和子とかが好き。 お酒飲むのも大好き。

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