千鳥ヶ池公園での「プレイパーク」(by古賀新宮こども劇場さん)にお邪魔してみた。木陰で楽しむ夏の午後のひと時。

約30年ほど前の古賀は、まだ現在のように住宅が建て込んだりする前で、けっこう野山・里山や空き地がありました。秋冬は田んぼで走っていたり。そうした場所を遊び場にして、野球やサッカーをしていたり虫をとったり。

でも、30年たつと、田んぼや空き地は住宅地や工場などに代わり、また、空き地も囲いがついたりするようになって、30年前に子どもだった私が、その当時のような遊び方をできる…とは限りません。ましてや、もっと前に古賀で子どもだった方々のようには。

「最近の子どもたちはスマホばっかり」とか言われますけど、そういう環境に置かれている子どもたちの立場も理解してやりたいなぁ…とは思います。だからこそ、思いっきり遊べる場所や機会、そしてそうした空間と居場所を、古賀の子どもたちに何らかの形で届けられたらいいなと思います。

千鳥ヶ池公園での「プレイパーク」にお邪魔してみた。

平成30年7月22日(日)。毎月第4日曜日に「古賀新宮子ども劇場」の皆さんが開設している「プレイパーク」の開催日です。

公園の入口には、開催中であることを示す横断幕が。子どもたちが作った手作りの作品です。

ちょうど正午ごろにお邪魔しました。お弁当を食べている子どもたちの姿もありましたが、お昼ご飯を食べにいったん自宅にかえっている子どもたちも多かったようです。

千鳥ヶ池公園に向かうまで、炎天下のアスファルトの道路を歩いて「暑い暑い」と心の中で叫んでいたこともあって、「こんな夏に外遊びってありなんだろうか」とすら思っていたんですが(←こら)、現地についてビックリ。

大きな木々の枝葉が日光を遮ってくれており、また、会場の土と根が照り返しをすることなく日光の熱を吸収してくれていました。池を通ってやってくる風も涼しさをもたらしてくれていて、安心して遊べます。(それでももちろんスタッフさんは熱中症対策に気を使っておられましたが。)

プレイパーク。

冒険遊び場とも表現されるこの取り組みは、子どもの主体的な遊びができる遊び場を作ろうというもの。

大人が寄り添うことで、子どもに対して禁止事項をなくし、「自分の責任で自由に遊ぶ」ことを大切にしています。

そこにある道具や自然の素材・廃材などを使って、自分のしたいことを同じ場を共有する仲間の子どもたちや、寄り添っている大人との関係性を大事にしながら、「自分のしたいことを実現する」遊び場です。

この日も、「ビー玉転がし遊び」をしたい2歳くらいの女の子と、「木の切れ端や雨どいの廃材を使ってビー玉転がしができるような段差づくりをしたい」高学年の小学生の子が、お互いの楽しみを見つけて一緒に遊んでいました。

余談ですが、この「ビー玉転がし遊び」、とだ初代へんしゅーちょーさんところのお子さんも大ハマり。けっこうファンが多いようです。

古賀新宮子ども劇場のスタッフさんも寄り添っていますが、基本的には見守っているだけで、あれやこれやいうことはありません。「こういう遊び方あるよ」と紹介してくれたりはしますが。適切な距離を持って、子どもたちを見守ってくれています。

むしろ一緒に遊んでくれたりとか。この日は、ハンモックの使い方をあまり知らない子どもたちに、乗り方・降り方を紹介されていたりしました。

どうしたら安全に乗り降りができて、
どうしたら楽しい時間を過ごすことができるのか。

乗り降りのときに大人が見本をみせるととともに、乗り降りのときに子どもに助けを求めることで、子どもたちも支え方を気づくことができたようです。おっかなびっくりで初めて遊び始めた子どもたちも、最初は見ているほうもひやひやしたりしていましたが、時間がたつにつれてハンモックを使って他の子どもたちを交えて楽しく遊ぶようになっていました。

お昼ご飯の時間を過ぎると、いったん自宅に帰っていた子どもたちの再来や、新たに午後からやってきた子どもたちの姿が増えてきます。

受付時には、スタッフのみなさんと子どもたちの元気な挨拶が。夏休み初めてのプレイパークということで、近況報告の声があったりも。

顔見知りの子も、はじめましての子も、あたたかく迎えてくれるスタッフさんの笑顔が。

次回は、第四日曜日ということで、8月22日(日)。会場は千鳥ヶ池公園で、10時~15時。「古賀に帰省中の子どもたち」もOK!水筒もって千鳥ヶ池公園にGo!

お問い合わせは、古賀新宮子ども劇場さんへ!プレーパーク以外の活動もありますよ。

【記事を書いた人】
千鳥足 大人の事情で、顔出しNGでしたが、いったん解禁しました。けど気が変わってやっぱり顔出しNGに戻る。 徳島県生まれ・福井県育ち。幼稚園から高校まで古賀にいたあと、茨城とか東京とか長崎とかで過ごしたのちに古賀にUターン。 趣味: 読書。遠藤周作とか吉村昭とか阿川弘之・阿川佐和子とかが好き。 お酒飲むのも大好き。

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