粕屋北部消防署で「甲種防火管理新規講習」を受講して、甲種防火管理者の資格をいただいてきました。

ふと粕屋北部消防署のホームページを見ると、「この講座を受けると消防法第8条に定める防火管理者となる資格が取得できます。」という講座があったので、参加してきました。

すなわち「甲種防火管理新規講習」を受講して、甲種防火管理者の資格をいただいてきました。

場所は、今在家交差点近く。

建物の壁面には、市内の幼稚園・保育園の子たちによる「防火・防災」への決意を込めた絵が。

入ってすぐのところには、ロープワークの紹介や、さまざまな消防車のミニカーの展示があったりします。

そんなこんなで会場へ。

消防法の規定により、一定数の延べ床面積をもつ建物や、不特定多数の人が出入りする建物について、その所有者等(管理権原者というそうです)は、防火管理者を選任しなくてはなりません。今回の講習会を受講すると、その防火管理者となる資格を得ることができるとのことです。

直接エライ人から「行ってこい」と言われたわけではないのですけれど、なんかそのうち必要になりそうな気がするし、最近、古賀でも火事はあるし、消防団の出初式を見学してみたりして防災・防火の取り組みには興味あるし…ということで、いい機会だから勉強してみようと。

二日間の日程で、1日目は9時~17時、2日目は9時~12時の長丁場です。1日目の午前と2日目の午前は、講義室で座学。1日目の午後には、消火訓練などを屋外で学ぶことになりました。

参加していたのは40数人。ぱっと見たところ、男性の方が3分の2。けど、女性の方も結構おられてちょっとびっくり。飲食店や社会福祉関係施設など、女性の方が多くスタッフを務める職場からのご参加かな?

消防署の職員さんによれば、「自治会やマンションの管理組合の方」「仕事場で一定の空間があって業務上参加した方」「興味関心があって参加する方」とに分かれるようなので、ほんといろんな属性の方がいらっしゃるようです。

座学は、1cmくらいの厚みを持つテキストが…。

日ごろあんまり知らないことが中心だったので、どうなることかと思いましたけれど、あわせて視聴覚資料で紹介されるパワーポイントのスライドや、DVD資料映像などで火災現場や実験風景などが紹介され、理解が深まったように思います。また、座学は入れ代わり立ち代わり専門の職員さんが、古賀での実情や実務を踏まえて教えてくれるので、古賀ではこういう地域事情があるのね…と別の分野の勉強にも。

ちなみに、防火を徹底しておけば防げた火災が多いとのことで、日ごろからの点検や、こうした講座の機会の充実がしっかりしていれば…と思う講師役の職員さんも多いようで、無駄のない言葉づかいのなかで防火管理者のタマゴたる受講者の学びへの期待が強く寄せられていました。

午後には屋外で体験も

午後には、消防用設備等の取扱いということで、屋外に出て体験も。

大きくは3つ。

一つは、煙体験。

イメージとしては、過去に校区コミュニティで出張で来られたものと同じで、植物をベースに人体に無害な煙を作り出し、煙に巻かれてみる体験です。いつもより多く煙を炊いてみましたとのことで、しっかりと煙に巻かれてしまい、まっすぐ歩いたつもりが暗闇の中を逃げ惑う始末…。あーおそろし。

もう一つは、消火器の体験。

中に水を入れた訓練用の消火器で、実際にレバーを引いて目標に向かって模擬消火剤をまいてみます。訓練に集中したので、訓練中の写真はナシ。

最後は、屋内消火栓設備(1号消火栓)を使っての消火活動を。訓練に集中したので、訓練中の写真はナシ。

有事の際に、ホースを伸ばすのにまごつかないようにしなきゃですねー。

そんなこんなで、1日半の座学・体験を重ねていくと、最後に講習の修了証が!

あらためて学ぶと、火事って恐ろしいですね。なんでも焼き尽くしてしまうし、モノだけではなく記憶や感情まで。

火事の時に対応するための講座ではなく、そもそも火事を起こさないようにする裏方の役目を大切にしたいものです。「古賀すたいる」においても、「わくわくサロン」でのイベントなど、読者の方との交流会を企画することもあるので、今回学んだことを活かして安全安心に努めたいところです。

【記事を書いた人】
千鳥足 大人の事情で、顔出しNGでしたが、いったん解禁しました。けど気が変わってやっぱり顔出しNGに戻る。 徳島県生まれ・福井県育ち。幼稚園から高校まで古賀にいたあと、茨城とか東京とか長崎とかで過ごしたのちに古賀にUターン。 趣味: 読書。遠藤周作とか吉村昭とか阿川弘之・阿川佐和子とかが好き。 お酒飲むのも大好き。

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