子どもたちが本に親しむことができる街をめざして~「子ども読書活動推進計画」への意見募集中!!(~6/1)

個人的なコトで恐縮ですが、30~35年ほど前、幼稚園から小学校そして中学校にかけて、だいたい毎週通っていた場所があります。

それは、住んでいた団地の集会所を拠点に活動されていた、「たけのこ文庫」。

現在も、脈々と続いています。ついこないだも「絵本ピクニック」という企画が行われていました。

約25年ぶりくらいにその集会所を訪れて、変わっているものに驚き、また、変わっていないものにも驚きました。

ここで本を読んでくれた近所の誰かのお母さんたちや、小学校高学年くらいに「あんたも読み聞かせしてみんね」と声をかけてくれ、いろいろアドバイスをしてくれた誰かのお母さんたちがいなかったらと思うと、ちょっとゾッとします。少なくとも「古賀すたいる」みたいな活動をしたいとは思ってなかったかな?

同じ時期に「たけのこ文庫」に通った同級生とかと、いずれこの時代を振り返ってみたいなと思います。

ちなみに、この「たけのこ文庫」で活動している方が、古賀市の子育てサポーターもされていて、委嘱された市からの役割として私の子どもを訪ねてきてくださり、親子二代でお世話になっております…。

さて、千鳥足家の個人的な事情はそろそろ横におきまして…

「第3次古賀市子ども読書活動推進計画」

現在、古賀市の文化課さんが事務局となって、「第3次古賀市子ども読書活動推進計画」の案に対するパブリックコメントが行われています。6月1日まで。

ちょっと堅苦しい内容ですけれど、ことばを学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きていけるように、古賀の子どもたちが読書を楽しめる環境を周りの大人が作っていこう!そのためにはこういう感じで!ということで、力を入れる内容や、そのための役割分担・段取りを示したもの…だと思います。

ネット環境の普及が進み、生まれたときからネットを前提として学びや成長をしている現代の子どもたち。読書どころか活字離れも進んでいます。

そして、かつてのような「日中に大人が家庭にいる社会」から「核家族化と夫婦の共働きが進み、子育てを保育所や学校・地域にも依存する社会」となり、平日に子どもたちを連れていけないと悩む親世代。

このような社会だからこそ、今を過ごす古賀の子どもたちのために、家庭・学校・自治会・校区コミュニティ・企業・行政・NPO…などなどの多様な主体により、寄ってたかって読書に親しめる社会を作りましょうよ!という、行政の方からの呼びかけなのかなと思います。

よかったら、お子さんがいるいないにかかわらず、次世代の子どもたちのための古賀の読書環境をよくするために、どんなことができるのか、眺めてみませんか。「古賀すたいる」の人も知らないステキな取り組みが、けっこういろんなカタチでたくさん行われています。

余談ですが

大学の図書館も、伝統的な資料購入費が少なくなって、クラウドファンディングにチャレンジして篤志家の方に支援を募る事例も出るようになりました。2016年秋~2017年春に「古賀すたいる」でクラウドファンディングに挑戦することになって、いろいろ調べていた時に出会ってビックリした事例がコチラ。

古賀市の図書館も、同じように伝統的な資料購入費が少なくなってきたそうで、企業のPRと引き換えに、雑誌の購入をしてくださる企業さん・団体さんも募集しています。

古賀すたいるも、「子どもたちのための雑誌を充実させたい!」とおっしゃった当時の在籍の職員さんの情熱的なコメントをいただいたことから、一時期、雑誌スポンサーをさせていただきました。

(その後、団体を維持するのが精いっぱいになってしまったので、残念ながら現在は雑誌スポンサーを辞退させていただいていますが…。)

あ、ちょっと宣伝…

古賀すたいるのパートナー企画の一環として、古賀市立図書館の雑誌スポンサーをしてみたい!という古賀の企業さんがいらっしゃいましたらご一報ください。

「古賀すたいるのバナー広告費」+「雑誌代」+「制作料(お気持ち)」で、古賀の子どもたちのために本が充実するうえ、「古賀すたいる」を通じたCSR活動をネットを通じて展開することが可能です!

こういう感じで、「古賀すたいる」での取材記事を採録した掲示物を作れます。ネットの記事+館内の広告の相乗効果!

お騒がせしました。

余談ですが2

計画(案)のなかでは、図書館としても読書文化を普及させるためにSNSを活用したい!的な展望が描かれていました。

この春くらいから、市内8小学校3中学校そして「古賀市教育委員会」がフェイスブックページを設置して、たくさんの学校の情報を発信するようになってきましたけれど、もしかして「古賀市立図書館」もフェイスブックページを作るのかな?

twitterも?

よその自治体の図書館で、ちょっと前に話題になったツイートがありましたね…

最近の中学生・高校生くらいだと、twitterやinstagramを楽しんでいる子たちも多いですけれど、「若者の読書離れ・活字離れ」と嘆くのみならず、twitter/instagram/facebookなどのSNSを使って子どもたちの世界に飛び込む古賀市立図書館の皆さんの活躍を期待しています。

もちろん、読書にかかわらる私たち一般の市民にできることもたくさんあります。まずは図書館に通うことから。壊すこと・汚すことなく、本を大事にめくることから。本の魅力や感想を周りの人と語らうことから。

【記事を書いた人】
千鳥足 大人の事情で、顔出しNGでしたが、いったん解禁しました。けど気が変わってやっぱり顔出しNGに戻る。 徳島県生まれ・福井県育ち。幼稚園から高校まで古賀にいたあと、茨城とか東京とか長崎とかで過ごしたのちに古賀にUターン。 趣味: 読書。遠藤周作とか吉村昭とか阿川弘之・阿川佐和子とかが好き。 お酒飲むのも大好き。

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