文化芸術審議会を傍聴してきた/古賀という公共空間全体に、文化の花が開くことを願って

ふと、古賀市役所のホームページの会議開催の案内のページを眺めてみると、「古賀市文化芸術審議会」という会議があって傍聴できるということなので、なんか面白そうな気がしたので傍聴に行ってきました。

会議

数日前に、こちらの審議会の来年度の公募委員さんが募集中ですよって記事を書いたばっかりだったので。

上記の案内ページだと、9:45~9:55しか受け付けてくれないのでダッシュで行きます。第二委員会室なんて行ったことないから不安に思いながら行ったんですけど、市役所の正面ロビーには「会場はあちら」的な看板が出ていたので、迷うことなく行けました。

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第二会議室ではなくて第二委員会室って表現がなんか珍しいなぁと思っていたんですけど、市議会の委員会が行われるお部屋だったんですね。たまにみる議会の中継や録画で見るお部屋でした。

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会場に行くと、たまにスポーツ分野でのお仕事の時にはジャージ着ている文化担当の職員さんが、今日はピシッとスーツ着て受付をされていました。

住所と名前を書いて受付。

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とりあえず先着順での傍聴希望者の受付枠には入れてもらえたみたいなので、あとは傍聴者として入場が可能になるまでちょっと廊下で待っていてねということで、のんびり待ちます。

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いったん閉められた扉の向こう側では、「傍聴の希望があるんで入れていいっすか(意訳)」「傍聴者が写真撮りたいっつーてるけど、撮らせていいですか(意訳)」ということを、今日はスーツを着ている職員さんが、傍聴要領に基づき審議会の委員の皆様にお諮りいただいてお許しをいただいている雰囲気が感じられます。

そうこうしていると、傍聴許可と写真撮影許可がそれぞれいただけたようなので、緊張しながら傍聴席に入ります。事務局側に市長さんや教育長さん、そして各所の職員さんたちがズラリ…。

開会にあたっては、市長さんと教育長さんが、それぞれ古賀市役所として、そして古賀市教育委員会として、「こういうことやろうと思ってんだけど、こんなこと困っているし、困ってないにしてもやるからにはいいものにしたいんで、文化的・芸術的な観点からの専門的実践的アドバイスヨロシク(意訳)」的なご挨拶を委員さんに向けてされていました。(※実際にはピシッとしたご挨拶です)

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この日のお題

お題その1:文化・芸術面での作品の寄付・寄贈のルール作り

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優れた作品を後世に残したい。作り手が作品に込めた思いを、次の世代に伝えたい。

そうした思いは、市民の財産として守り、活かし、伝えることを役割とする、アーキビストでありキュレーターである行政職員さんたちの強い願いです。

ただ、美術館も博物館もない古賀市で、中途半端に受け入れをすると、保存科学に基づく作品の保護やその活用(展示会の開催など)もすることができず、単にお蔵入りしたり、お蔵入りするなかで損傷も出てしまう可能性もあるし、お蔵入りするなかで散逸の可能性もあるし、収蔵スペースが結局限られているし、活用策のないまま単に収蔵にかかるコストがふえて税金が上がるってのもいかんし、さりとて市民の宝は大事にしたいし……

というお悩みをもとに、「どげんかせんといかん」ということで、他の自治体や大学で美術館や博物館に関わっていたりする方や、展示会をしたり裏方として運営に参加していたりする方に参考意見を聞く機会として、時間がさかれていました。

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ちなみに、ある委員さんからは、国のTPP交渉の結果、古賀市のような地方自治体でも著作権に関する事柄もTPP準拠で対応しなきゃいけなくなるので、こうしたルール作りの中で国際基準に対応できるようにした方がいいんじゃないの?とかいうお話もあり、世界潮流の中の古賀市って感じでなんかドキドキしました。

お題その2:文化・芸術分野を軸足においての人材養成ビジョン

お話の後半は、古賀市文化芸術振興計画を実現するための、行政職員としてどういうコーディネート能力を持つ人材を育成したらいいだろうか?というお話。

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古賀市内には、「市民・文化活動家・文化活動団体・市民活動団体・ボランティア活動家・学校・福祉活動団体・民間企業・etc.」の多様な主体が、多様な方法で文化・芸術的な活動を取り組まれています。そうした人たちを、行政としてどうやって裏側から・下地からささえていったらいいんだろう?そのためにどんなコーディネート能力が必要になるんだろう?という話題が出てきました。

また、そのために、そうした「市民・文化活動家・文化活動団体・市民活動団体・ボランティア活動家・学校・福祉活動団体・民間企業・etc.」の方々にもどうやったら関わってもらえるかな、とか。

話を傍聴しながら、古賀すたいるが見聞きしている方々でも、

…などなど、ちょっと振り返っただけでも、古賀市内には多様な文化創造の担い手と、それを支えているCSR精神あふれる企業さんがたくさんいらっしゃいます。古賀すたいるがまだ記事にできていない方々も多く(ごめんなさい)、まだまだ存じ上げない方々もものすごくいらっしゃいますから、きっとほんとにこれら多様な方々が、古賀市が育てたいと言っているコーディネーターの登場を心待ちにされているんだと思います。楽しみですねぇ。

傍聴した感想

この日は、古賀市の行政の中でコーディネーターを務める人のお姿のお話でしたけれど、古賀すたいるの中の人たちも、先々は公共空間のなかで取材活動を通してお会いした皆さんの情報を市民の方や行政の方につたえる「公共空間の中の、在野の、流しのコーディネーター」ぐらいになれたらいいなー、そういう形で貢献できたらいいなー、と勝手に思ってみたりしました。

また、古賀市文化芸術振興計画というものは、古賀市全体の文化芸術面からの計画なので、きっと「部活サロン」とかもその計画を受けて行われたのでしょう。

暮らしの中に普通にエッセンスとして文化・芸術が身近にあり、そして暮らしの中に潤いをもたらす取り組みがひろがっていくことを願っていますし、そうした思いに共感する方々の輪や相乗効果が広がることも楽しみですね。

【記事を書いた人】
千鳥足 大人の事情で、顔出しNGでしたが、最近解禁しました。 徳島県生まれ・福井県育ち。幼稚園から高校まで古賀にいたあと、茨城とか東京とか長崎とかで過ごしたのちに古賀にUターン。 趣味: 読書。遠藤周作とか吉村昭とか阿川弘之・阿川佐和子とかが好き。 お酒飲むのも大好き。

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